このページでは、妊娠糖尿病によって胎児へどのような影響を与えるのか紹介しています。他にも、原因や死亡する確率、妊娠糖尿病患者から生まれた胎児が将来どうなるかなども紹介しています。
妊娠糖尿病によって胎児へ与える影響は?
主な胎児への影響として挙げられる例
- 子宮内胎児死亡
- 新生児低血糖
- 巨大児
- 低出生体重児
- 多血症
- 特発性呼吸促拍症候群
- 頭蓋内出血
- 鎖骨骨折
- 頭血腫
- 上腕神経麻痺など
妊娠糖尿病になると胎児へ与える影響は様々です。主に挙げられるのは、発育不全、巨大児、先天奇形、新生児低血糖などです。
また、胎児が成長した際に、肥満・糖尿病にもなりやすいと言われています。
妊娠糖尿病によって胎児が死亡する確率は?
妊娠糖尿病によって胎児が死亡する確率は、現状で調査した限りでははっきりとした数字は分かっていません。
しかし、妊娠糖尿病になると、胎児が死亡するリスクは一定数あると言われています。妊娠32週以降では、子宮内で胎児が死亡する可能性が1.6倍増加すると言われています。
妊娠糖尿病で胎児がダウン症になるリスクは?
妊娠糖尿病と診断されたとしても、胎児がダウン症になるリスクが上がることは無いと言われています。
ダウン症は、染色体異常が原因で起こる症状です。そのため、妊娠糖尿病とは直接的な関係性は無いと言われています。
妊娠糖尿病で胎児に影響が出る原因は?
妊娠糖尿病になると、妊婦が血糖値のコントロールが上手くできなくなってしまいます。血糖値のコントロールができないことで、胎児に必要以上の栄養を与えてしまうことで胎児にも影響が出てしまいます。
胎児が栄養を摂取し過ぎてしまうと巨大児などの合併症を発症するリスクが上がります。
妊娠糖尿病で生まれた子供は将来どうなる?
妊娠糖尿病で生まれてきた子供は将来的に2型糖尿病、他にも生活習慣病を発症するリスクが高まると言われています。
妊婦が妊娠糖尿病になった場合、胎児だけではなく、妊婦だった女性本人も2型糖尿病になりやすいと言われています。