糖尿病にバナナはダメ?血糖値への影響は?1日あたり何本まで?

糖尿病になるとバナナなどの果物を食べても大丈夫なのか気になりませんか。バナナを食べたときに血糖値へどのような影響を与えるのかも気になりますよね。

この記事を見ることで、糖尿病になるとバナナなどの果物を食べても大丈夫なのか、バナナを食べたときの血糖値への影響も分かります。また、1日あたり何本まで食べてよいかも合わせて紹介しています。

この記事の内容をまとめると

  • バナナは健康に有益な成分を含んでいるため、糖尿病の方が食べることは問題ありません。しかし、バナナには決して少なくはない量の糖質が含まれていることから、摂取量には注意が必要です。
  • バナナは、糖質が多く含まれる果物のひとつですが、食物繊維も豊富であるため、摂取しても血糖値が上がりにくいと考えられています。
  • 糖尿病の方が1日に食べてもよいバナナの量は、中サイズ1本(100g)までです。

この記事の執筆者

執筆者 いしもと めぐみ

管理栄養士、食育栄養インストラクター、NPO日本食育インストラクター2級。食材、調理、栄養、健康を得意としており、料理レシピ作成にも携わる。

目次

糖尿病にバナナはダメ?バナナ一本あたりの糖質は?

バナナは甘みが強く、糖質が多く含まれるイメージがあるでしょう。糖尿病の方が糖質を摂り過ぎてしまうと、糖尿病が悪化して脳梗塞や心筋梗塞、腎臓病などの合併症を引き起こすおそれがあります。

ここでは、そもそも糖尿病の方はバナナを食べてもよいのか、バナナにはどのくらいの糖質が含まれるのかを解説します。

糖尿病にバナナはダメ?

バナナは健康に有益な成分を含んでいるため、糖尿病の方が食べることは問題ありません。しかし、バナナには決して少なくはない量の糖質が含まれていることから、摂取量には注意が必要です。

バナナには、血糖値の上昇を緩やかにする「食物繊維」が多く含まれています。ほかにも、体内の余分な塩分を排出し高血圧を予防する「カリウム」など、健康への効果が期待される成分を豊富に含んでいる一面もあります。そのためバナナは、適切な量であれば摂取するのが好ましい果物です。

ただしドライフルーツのバナナは、生のバナナとは別物と考えてください。ドライフルーツは栄養成分が凝縮されて糖度が高まっており、糖尿病の治療ではお菓子と同じ「嗜好食品」に分類されるためです。ドライバナナを食べる場合の適切な摂取量は、医師や栄養士に相談しましょう。

バナナ一本あたりの糖質は?

中サイズ程度のバナナ1本(100g)には、21.4gの糖質が含まれています。

一般的な中サイズ程度のバナナは、皮付きで約160gです。そのうち皮は約60gであり、皮を取り除いた部分100gを食べると、21.4gの糖質を摂取することになります。

バナナは、収穫後も成熟が進む果物です。皮がまだ青いバナナの甘みは控えめですが、皮に黒い斑点が見られるほど熟したものはとても甘く感じられます。同じ重さのバナナでも、熟すほど甘みが強くなり、糖質も多くなることを覚えておきましょう。

バナナと血糖値の関係は?実験はある?

糖尿病でもバナナを摂取してよいことがわかりましたが、バナナと血糖値の関係を知っておくとより安心して食べられますね。ここではバナナと血糖値について、学術的リソースに基づき解説します。

バナナと血糖値の関係は?

バナナは、糖質が多く含まれる果物のひとつです。しかし、食物繊維も豊富であるため、摂取しても血糖値が上がりにくいと考えられています。

食物繊維は、人が持つ消化酵素では分解できない成分です。そのため消化吸収の影響を受けることなく腸まで達し、糖質の吸収スピードを遅くして、血糖値の上昇を緩やかにするとされています。

なお、食物繊維は腸内細菌のエサとなることで善玉菌を増やし、腸内環境を整えて便通を改善する作用も持ちあわせています。腸内でコレステロールを吸着して体の外へ排出する作用もあり、血中コレステロール値を下げる効果も期待できるでしょう。

バナナと血糖値の関係を示した実験はある?

バナナと血糖値の関係を示す実験をひとつ紹介します。実験では、被験者にバナナを食べさせて、血糖値と血中コレステロール値の変化を調査しました。実験の結果、どちらの値も低下しました。

とくに、標高が高い場所で栽培された「高地栽培バナナ」を食べた被験者の数値には大きな変化が見られた、とされています。高地栽培バナナに含まれる豊富な栄養素により、血糖値と血中コレステロール値が大きく低減したのではないかと推測されています。

ほかの実験では、朝にバナナを食べると食後血糖値の急上昇が抑制される、という結果が出ています。食後血糖値の急上昇は心血管疾患のリスク要因となるため、バナナと血糖値の関係は今後も研究が進められるでしょう。

参照:https://www.jstage.jst.go.jp/article/mibyou1998/8/2/8_2_210/_pdf/-char/ja

参照:https://www.banana.co.jp/nutrition-function/blood-glucose-level/

バナナはいつ食べるのがいい?1日あたり何本がおすすめ?

バナナを食べる最適な時間帯や量がわかれば、健康への影響をできる限り抑えながら、バナナをおいしく味わえるでしょう。バナナの摂取におすすめのタイミングと適切な量を解説するので、参考にしてください。

バナナはいつ食べるのがいい?

バナナを食べるのは、食事を終えたデザートのタイミングがおすすめです。空腹状態でバナナを食べると、食後血糖値が急上昇する懸念があります。しかし食事でお腹が満たされていれば、血糖値は上がりにくくなるでしょう。ただし、夕食後のタイミングは避けてください。

活動量が少ない夜の時間帯は、糖質の消費がむずかしくなります。そのため夕食で糖質を摂り過ぎると、血糖値が高い状態が続くおそれがあります。また糖質が中性脂肪に変えられて体に蓄積されることで、肥満のリスクも高まるでしょう。

糖尿病の方が肥満になると、血糖値を下げるホルモン「インスリン」の効きが弱くなり、血糖値をコントロールしにくくなります。糖尿病の方は血糖値を上げにくい食事を摂ると共に、肥満を防ぐために摂取エネルギーを調整することも大切です。

バナナは1日あたり何本がおすすめ?

糖尿病の方が1日に食べてもよいバナナの量は、中サイズ1本(100g)までです。

糖尿病の治療において、1日に摂取してよい果物の目安は80kcalまでとされています。これはバナナに当てはめると、中サイズで1本程度の量です。ただし、個人の健康状態によってはより制限される場合があるため、医師や栄養士の指示に従ってください。

食事全体の栄養バランスを整えて、健康状態を良好に保つためには、果物を含めた食材それぞれの摂取量を守る必要があります。とくに糖尿病の方は血糖値のコントロールが困難であることから、糖質が多い果物の摂取量は必ず守るようにしましょう。

糖尿病には低糖質のバナナケーキがおすすめ?

低糖質のバナナケーキは、糖質が少ないとはいえ、血糖値のコントロールがむずかしい糖尿病の方にはあまりおすすめできません。とはいえ、一般的なスイーツに比べると体への影響が少ないため、場合によっては利用を検討してもよいでしょう。

低糖質のスイーツでは、糖質を多く含む小麦粉の代わりに、大豆粉やアーモンドパウダーなど糖質が少ない食材を使用します。砂糖も、血糖値を上げにくい甘味料で代替されることがほとんどです。しかし、お菓子と同じ「嗜好食品」に分類されることに留意しましょう。

「低糖質」とはいっても、糖質の含有量はゼロではなく、エネルギーに関してもある程度は含まれています。糖尿病の方が低糖質のスイーツを利用したい場合は、食べてもよいのか、どのくらいの量であれば食べられるのかを医師や栄養士に確認してください。

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まとめ:糖尿病にバナナはだめ?血糖値への影響は?1日あたり何本まで?

いかがでしたでしょうか。糖尿病とバナナの関係性について紹介してきました。

当記事で紹介したように、糖尿病でも摂取量に気をつければバナナを食べても問題ありません。食物繊維が豊富なので適度であれば食べるのが好ましい果物でもあります。

糖尿病に対して不安がある場合、早めに診断を受けて対応することが大事です。もし、入院費や手術費に不安がある場合は、糖尿病保険への加入がおすすめです。下記で糖尿病保険を紹介しているので、興味があればクリックしてチェックしてみましょう。

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