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ヘモグロビンA1cが9だとどうなる?12以上は即入院レベル?

ヘモグロビンA1cが9だとどうなる?

この記事を見ているあなたは、ヘモグロビンA1cが9だとどうなるか気になったのではありませんか。また、ヘモグロビンA1cが12以上だと即入院も必要になるのか気になるところだと思います。

この記事を見ることで、ヘモグロビンA1cが9以上、12以上の場合にどのような症状が出るか、また必要な対処が分かります。ヘモグロビンA1cの高さに不安を抱えている方におすすめの記事です。

この記事の内容をまとめると

  • ヘモグロビンA1cが9以上の状態が長く続くと、倦怠感などの自覚症状が出始めたり、感染症の重症化リスクが高まったりする危険性がある。
  • ヘモグロビンA1c値が急に上がる原因は、清涼飲料の多飲、悪性腫瘍(膵臓癌)、激しいストレス、感染症などがある
  • ヘモグロビンA1cが1ヶ月でどのくらい下がるかは、どのような治療をおこなっているか、またどのような療養生活を送っているかにより異なる。
目次

ヘモグロビンA1cが9だとどうなる?急に上がる原因は?

糖尿病は自覚症状がないまま進行していくため、ヘモグロビンA1c値が高くてもその危険性がよくわからないという人もいるでしょう。そこでこの項では、ヘモグロビンA1cが9以上だと体にどのようなことが起きるかを解説します。

ヘモグロビンA1cが9だとどうなる?

ヘモグロビンA1cが9以上の状態が長く続くと、倦怠感などの自覚症状が出始めたり、感染症の重症化リスクが高まったりする危険性があります。そのまま放置すれば慢性的な高血糖により血管が傷つき、神経障害や網膜症などさまざまな合併症が出始めるでしょう。

ヘモグロビンA1c値は、過去1~2ヶ月の血糖コントロールの状態が数値に反映されます。基準値は5.5以下、糖尿病型の診断基準は6.5以上、合併症予防のための目標値は7未満です。つまりヘモグロビンA1cが9以上という数値は、過去1~2ヶ月の血糖コントロールが不良だったことを示し、合併症リスクの高い危険な状態ということです。

それでもヘモグロビンA1c値の良し悪しがピンとこないというときは、以下の計算式で算出できる過去1~2ヶ月の推定平均血糖値を参考にしてください。

推定平均血糖値(mg/dL)= 28.7 × HbA1c – 46.7

この計算式に当てはめると、ヘモグロビンA1cが9のときの平均血糖値は約212mg/dLです。推定とはいえ、放置できる数値でないことはおわかりいただけるのではないでしょうか。

ヘモグロビンA1cが急に上がる原因は?

ヘモグロビンA1c値が急に上がる原因はいろいろありますが、例を挙げると次のようなものが契機となります。

  • 清涼飲料の多飲
  • 悪性腫瘍(膵臓癌)
  • 激しいストレス
  • 感染症

ヘモグロビンA1c値は先述したとおり過去1~2ヶ月の血糖コントロールの状態が反映されるため、ゆっくりと変動します。日ごろきちんと自己管理していれば、たとえ検査前日に暴飲暴食したとしても数値が急に上がる原因にはなりません。しかし、清涼飲料の多飲により急性合併症を発症したり、膵臓癌により膵臓の働きが障害されたりすると、数値が急に上がることがあります。

その他にも、環境の変化などさまざまな要因が数値に影響しますが、いずれにせよヘモグロビンA1c値の急激な変化は無視してよいものではありません。おそろしい病気が隠れている可能性も考え、早急に原因をつきとめる必要があるでしょう。

ヘモグロビンA1cが12以上で即入院レベル?どんな合併症が起こる?

健康な人に比べ入院リスクが高い糖尿病患者さんにとって、即入院レベルのヘモグロビンA1c値がいくつなのかは知っておきたいところでしょう。そこでこの項では、ヘモグロビンA1cが12以上のとき即入院となることはあるのか、またどのような危険があるのかについて解説します。

ヘモグロビンA1cが12以上で即入院レベル?

ヘモグロビンA1cが12以上になると、ケトアシドーシスと呼ばれる即入院レベルの状態に陥っていることがあります。

ケトアシドーシスとは、脂肪が分解されて血液中にケトン体という酸性の物質が増えることで、血液が酸性に傾いている状態を指します。放置していると意識障害や昏睡に陥るなど生命に危険が生じることもあるため、そうなる前に早急なインスリン注射や入院加療が必要です。前駆症状として口渇・多飲・多尿・倦怠感・体重減少などが急激にあらわれるため、自覚症状が出たときは速やかに受診しましょう。

なお、ヘモグロビンA1c値が12以上でも、ケトアシドーシスなどの合併症がなければ即入院レベルとまではいかず経口薬のみで対処できることもあります。とはいえ、速やかに治療を開始する必要があることには変わりありません。

ヘモグロビンA1cが12以上だとどんな合併症が起こる?

ケトアシドーシスに陥っていなくても、ヘモグロビンA1cが12以上の状態が続けばさまざまな合併症が出始めます。どんな合併症が起こるかというと、糖尿病の三大合併症とも呼ばれる「糖尿病性神経障害」「糖尿病網膜症」「糖尿病性腎症」が代表的です。その他にも、動脈硬化による脳梗塞や狭心症・心筋梗塞など、さまざまな病気を引き起こす危険性が高まります。

なぜなら、ヘモグロビンA1c値が高いということは慢性的な高血糖状態により常に血管へダメージが生じているということだからです。また、歯周病や認知症についても糖尿病の悪化と関連性が深いことがわかっています。

先述したとおりヘモグロビンA1c値は血糖コントロールの不良だけでなく、他の病気が原因で高くなることもあります。合併症予防だけでなく他の病気の早期発見のためにも、ヘモグロビンA1c値の異常には速やかに対処することが大切です。

ヘモグロビンA1cは1ヶ月でどのぐらい下がる?食品で下げることはできる?

ヘモグロビンA1cを下げたい場合、1ヶ月でどのくらい下がるものなのでしょうか。また、どのような食品がヘモグロビンA1cを下げるのに効果的なのでしょうか。この項では、ヘモグロビンA1cを下げる方法や注意点について解説していきます。

ヘモグロビンA1cは1ヶ月でどのぐらい下がる?

ヘモグロビンA1cが1ヶ月でどのくらい下がるかは、どのような治療をおこなっているか、またどのような療養生活を送っているかにより異なります。

ただヘモグロビンA1cは、必ずしも下げられるだけ下げればよいというわけではありません。ヘモグロビンA1cの急激な是正により合併症が急激に悪化するケースも報告されており、一般的には1ヶ月で0.5%~1%程度の変化にとどめた方がよいとされています。

また、ヘモグロビンA1cを下げるうえで注意したいのが、血糖値がヘモグロビンA1c値に反映されるまでのタイムラグです。ヘモグロビンA1cはゆっくり変動するため、生活習慣を改善して血糖値が下がってもヘモグロビンA1cは変わらないということも起こり得ます。

ヘモグロビンA1cは食品で下げることはできる?

ヘモグロビンA1cを下げるためには長期的な血糖コントロールが必要なため、毎日摂る食品も当然影響します。血糖値を急激に上げる食品を避け、血糖値をゆるやかに上げる食品を選んで血糖コントロールを良好にすれば、結果的にヘモグロビンA1c値も下がっていくでしょう。

糖尿病の人におすすめの食品には、次のようなものがあります。

  • 玄米、胚芽米
  • 豚肉
  • 青魚
  • きのこ
  • 緑黄色野菜
  • 高野豆腐

一方、清涼飲料水や白米・うどんなどは血糖値が急激に上がるためおすすめできません。ただ糖質の多い食品を摂るときも、食物繊維・ビタミン・ミネラルと組み合わせて食べるとある程度血糖値の上昇を抑えられます。白米を玄米や全粒粉のパンに置き換えたり、野菜・海藻を一緒に摂ったりして上手に食事を楽しみましょう。

また、食べる順番も大切です。食事の際に以下の順番で食べることにより、糖質がゆっくり吸収されるようになるため血糖値の急上昇を抑えられます。

  1. 野菜・海藻・きのこ(食物繊維の多いもの)
  2. 肉や魚など(たんぱく質の多いもの)
  3. ご飯・パン・麺など(糖質の多いもの)

ただ食べたいものを我慢するのではなく、食品の組み合わせや食べ方を工夫して、血糖値を急上昇させない食生活を継続することが大切です。

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まとめ:ヘモグロビンA1cが9だとどうなる?12以上は即入院レベル?

いかがでしたでしょうか。ヘモグロビンA1cが9以上の場合について紹介してきました。この記事のまとめはこちらです。

ヘモグロビンA1cが9以上の状態が長く続くと、倦怠感などの自覚症状が出始めたり、感染症の重症化リスクが高まったりする危険性がある。ヘモグロビンA1c値が急に上がる原因は、清涼飲料の多飲、悪性腫瘍(膵臓癌)、激しいストレス、感染症などがある。ヘモグロビンA1cが1ヶ月でどのくらい下がるかは、どのような治療をおこなっているか、またどのような療養生活を送っているかにより異なる。

糖尿病にかかると今回紹介した治療にお金がかかるのはもちろん、場合によっては入院や手術などを要する場合もあります。そんな際に多額の出費が出てしまう方におすすめなのが糖尿病保険です。気になる方は糖尿病保険の詳細を下記で説明して比較しているのでクリックしてみましょう。

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