この記事を見ているあなたは、糖尿病治療薬のリベルサスが保険適用されるのか気になったのではありませんか。また、リベルサスが保険適用されるための条件やかかる薬価も気になるところだと思います。
この記事を見ることで、糖尿病治療薬のリベルサスが保険適用されるのかが分かります。リベルサスを使用するにあたって不安を抱えている方におすすめの記事です。
この記事の内容をまとめると
- リベルサスが糖尿病治療のために処方される場合は、基本的に保険適用となる。ただし、肥満症治療やダイエットのための処方については保険適用外であり、自由診療となる。
- リベルサスの薬価は3mg錠で計算すると、30日分で1,260円程度
- リベルサスは、副作用として吐き気、下痢、便秘、倦怠感、低血糖症状、急性膵炎などがある
この記事の執筆者
執筆者 関野みき
SEOを意識した健康・美容・フィットネス・エンタメ・スポーツなどの記事を数多く執筆した経験あり。保険会社の帳票作成システムの開発経験があり。
糖尿病治療薬のリベルサスは保険適用される?条件は?
リベルサスは、世界初の経口投与可能なGLP-1受容体作動薬です。主に糖尿病治療で使用される薬ですが、食欲抑制効果があることからダイエット目的に使用されることもあります。しかし、リベルサスは薬価が比較的高額です。予想外の費用負担が発生しないよう、保険適用基準をしっかり把握しておきましょう。
糖尿病治療薬のリベルサスは保険適用される?
リベルサスが糖尿病治療のために処方される場合は、基本的に保険適用です。ただし、肥満症治療やダイエットのための処方については保険適用外であり、自由診療となります。
肥満症治療のための処方が保険適用にならない理由は、リベルサスが肥満症治療薬として厚生労働省の承認を得ていないためです。しかし実際には、多くのダイエット外来や美容クリニックで処方されています。これは、リベルサスがアメリカ・EU・韓国で肥満症治療薬として承認を取得しており、安全性や有効性が確認されているからでしょう。
参照:https://tokyoderm.com/column/rybelsus/
糖尿病治療薬のリベルサスが保険適用されるための条件は?
リベルサスの適応疾患は2型糖尿病であるため、2型糖尿病の治療に対し処方されることが保険適用の条件です。2型糖尿病ではない人が肥満症治療やダイエット目的で使用する場合は自費になります。
ダイエット外来で使用されている薬のなかには、BMI35以上などの条件を満たすことで保険適用となるものもあります。しかしリベルサスは、たとえBMI35以上の高度肥満の人であっても、健康障害を合併している肥満症の人であっても、2型糖尿病でない限り必ず保険適用外での処方です。
参照:https://www.unmed-clinic.jp/wegovy/
リベルサスの薬価はいくら?何ヶ月続けるのか?
リベルサスの薬価や、服用を何ヶ月ぐらい続ける必要があるかがわかれば、飲み終えるまでに大体いくらかかるか予想できます。あらかじめ出費に備えるためにも、この項ではリベルサスの薬価や服用期間について解説していきます。
リベルサスの薬価はいくら?
リベルサスの薬価および30日分の負担金額(3割)の目安は次の通りです。なお、下記は薬代のみの金額であり、処方を受ける際は別途診察料・処方料・調剤料などがかかります。また、薬価は変更されることがあります。
販売名 | 薬価 | 3割負担の金額(30日分) |
---|---|---|
リベルサス錠3㎎ | 139.60円/錠 | 1,260円 |
リベルサス錠7㎎ | 325.70円/錠 | 2,930円 |
リベルサス錠14㎎ | 488.50円/錠 | 4,400円 |
ダイエット目的で処方を受ける場合の価格は医療機関によりまちまちです。多くのクリニックでは、診察料も含めた値段設定がされています。おおよその相場は次表を参考にしてください。
販売名 | 自由診療での価格相場(30日分) |
---|---|
リベルサス錠3㎎ | 1万円~2万円 |
リベルサス錠7㎎ | 2万円~2.5万円 |
リベルサス錠14㎎ | 3万円~4万円 |
ダイエット診療をおこなっているクリニックのなかには、激安を謳っているところもあります。しかし価格を重視しすぎて、安全性が疎かになるのは問題です。特にオンライン診療で処方を受ける際は、医師から薬剤の有効性や危険性、副作用が出たときの対応、他の選択肢についてきちんと説明を受け、慎重に判断しましょう。
リベルサスは平均何ヶ月続けるのか?
ひとりひとり効果の表れ方や脂肪の量が異なるため、何ヶ月続ける必要があると断言はできませんが、リベルサスは6~12ヶ月ほど継続して服用するのが一般的です。
はっきりと体重減少を実感できるまで3ヶ月ほどかかる場合もあるので、一度飲み始めたら暫く継続する必要があると考えておきましょう。最初は3㎎から始め、効果が出れば継続、数週間経っても効果がない場合には7㎎、14㎎と増やしていくことになります。
参照:https://united-clinic.jp/medical-diet/rybelsus/
リベルサスのダイエット効果は?使用しても痩せない?
リベルサスは糖尿病治療だけでなくダイエットにも使用されていますが、具体的にどのようなダイエット効果があるのでしょうか。また、リベルサスは痩せないという口コミを見かけることがありますが、それは本当なのでしょうか。この項ではリベルサスのダイエット効果と、痩せないといわれる理由について解説していきます。
リベルサスのダイエット効果は?
リベルサスには次のような効果があります。
- インスリンの分泌を促す
- 血糖値の上昇を抑える
- 食欲を抑える
- 胃の消化速度を遅らせて満腹感を感じさせやすくする
- 脂肪の分解・代謝を促す
リベルサスを服用すると、自然に食欲が抑えられて食事量が減ります。また、基礎代謝や内臓脂肪の燃焼効率が上がり、痩せやすい体質になることからもダイエットに有効です。
参照:https://dahlia-gsc.com/column/rybelsus-effect-from-when
リベルサスを使用しても痩せないのは本当か?
リベルサスを使用しても痩せないという人も実際にいるようです。痩せない理由としては、次のようなものがあります。
- 配合量が合っていない
- 食べ過ぎ
- GLP-1ダイエットが合わない
- 正しい方法で服用していない
リベルサス錠3㎎では効果が出ない場合、7㎎に増やすことで効果が実感できることがあります。ただし、リベルサスを服用していても摂取カロリーが多過ぎれば当然痩せません。これらに当てはまらないのに痩せない場合は、服用方法を間違えているか、GLP-1ダイエットが向いていない可能性があります。ストレスや睡眠不足など、食事以外の原因で太っている人は、リベルサス以外の方法を検討した方が良いでしょう。
参照:https://medical.nikkeibp.co.jp/inc/all/drugdic/prd/24/2499014F1021.html
リベルサスをやめたらどうなる?副作用はある?
リベルサスの服用を始めるにあたって、やめたらどうなるのか気になる人は多いでしょう。リベルサスをやめてもリバウンドしないか、体に悪い変化が起きないかなど、この項ではリベルサスをやめたらどうなるかについて解説していきます。
リベルサスをやめたらどうなる?
リベルサスをやめると、服用していたときに得られていた効果が徐々になくなっていきます。薬をやめた影響で体に悪い変化が起きるような報告はありませんが、食欲がリベルサスの服用前の状態に戻ることで、食事量が増えてしまいリバウンドする可能性はあります。
リベルサスをやめた後のリバウンドを防ぐためには、GLP-1ダイエットをおこなっていた間に身に付いたダイエット習慣を継続することが大切です。バランスの良い食事や適度な運動を続けて、理想の体重を維持しましょう。
参照:https://om-clinic.com/column/2651
リベルサスに副作用はある?
リベルサスは2型糖尿病の治療薬として多くの患者さんに処方されており、海外では肥満症治療にも使用されていることから、安全性は高いといえます。しかし、副作用がないわけではありません。リベルサスの主な副作用には、次のようなものがあります。
- 吐き気
- 下痢
- 便秘
- 倦怠感
- 低血糖症状
- 急性膵炎
吐き気などの胃腸障害は、大抵の場合しばらく飲み続けているうちに改善されます。しかし、低血糖や急性腎炎については危険性の高い副作用です。最悪の場合は命にかかわるため、めまいが頻繁に起こる、激しい腹痛や背部痛が続くといった場合は速やかな受診をおすすめします。
まとめ:糖尿病治療薬のリベルサスは保険適用される?
いかがでしたでしょうか。糖尿病治療薬のリベルサスは保険適用されるかについて紹介してきました。この記事のまとめはこちらです。
リベルサスが糖尿病治療のために処方される場合は、基本的に保険適用となる。ただし、肥満症治療やダイエットのための処方については保険適用外であり、自由診療となる。薬価は3mg錠で計算すると、30日分で1,260円程度。副作用として吐き気、下痢、便秘、倦怠感、低血糖症状、急性膵炎などがある。
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