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GLP-1は保険適用される?ダイエットに効果はある?危険性は?

GLP-1は保険適用される?

この記事を見ているあなたは、GLP-1が保険適用されるのか気になったのではありませんか。また、GLP-1がダイエットにもたらす効果や使用する危険性においても気になるところだと思います。

この記事を見ることで、GLP-1が保険適用されるのかが分かります。GLP-1を使用するにあたって不安を抱えている方におすすめの記事です。

この記事の内容をまとめると

  • 現在使用されているGLP-1受容体作動薬は糖尿病治療を目的に医師による処方であれば保険適用される。肥満症に対する処方は保険適用外。
  • 注射薬のウゴービは発売後は一定の要件を満たせば肥満症に対し保険適用となる
  • GLP-1は、食欲を抑制したり満腹感を持続させたりすることから、ダイエットに効果が認められている。ダイエットの危険性としては、胃腸障害や低血糖などの副作用が挙げられる。
目次

肥満症の場合GLP-1の使用は保険適用される?

現在使用されているGLP-1受容体作動薬は糖尿病治療薬として承認されたものであるため、肥満症に対する処方は保険適用外です。しかし、2023年3月に肥満症治療薬として新しくGLP-1受容体作動薬「ウゴービ」が承認されました。

ウゴービは、糖尿病治療薬のオゼンピックやリベルサスと同成分の注射薬です。薬価収載の日程は2023年7月現在未定ですが、発売後は一定の要件を満たせば肥満症に対し保険適用となります。

ウゴービの保険適用要件は次の通りです。

肥満症、ただし高血圧・脂質異常症・2型糖尿病のいずれかを有し、食事療法・運動療法をおこなっても十分な効果が得られず、以下のいずれかに当てはまる場合

  • BMI27以上で2つ以上の肥満に関連する健康障害※が生じている
  • BMI35以上

※ 脂質異常症、高血圧、冠動脈疾患、脳梗塞、月経異常、閉塞性睡眠時無呼吸症候群、変形性膝関節症、慢性腎臓病など

なお、正式な薬価収載までに保険適用要件が追加されたり変更されたりする可能性があります。発売日などの最新情報は、ウゴービの製造元であるノボノルディスクファーマの公式サイトをチェックしてください。

GLP-1を処方してもらうには?注射器は?

肥満症治療やダイエットのためにGLP-1受容体作動薬の処方を受けたいとき、何科を受診すれば良いのかわからない人もいるでしょう。この項では、GLP-1受容体作動薬の処方を受ける方法や、自己注射の際に使用する注射器の入手方法について解説していきます。

GLP-1を処方してもらうには?

ダイエットのためにGLP-1受容体作動薬を処方してもらうには、ダイエット診療を実施している内科や美容クリニックを受診する必要があります。また、薬剤自体は個人輸入すれば海外サイトでの入手も可能です。

しかし、医師の診察を受けずにGLP-1受容体作動薬を使用するのは、非常に危険な行為です。個人的な判断による使用は適切な使用量がわからない、副作用が生じてもフォローがないなどの問題があります。冷蔵保存の必要がある薬剤が常温で届くなどの危険性もあるため、GLP-1受容体作動薬は必ず医師の管理のもとで使用しましょう。

なお、今後ウゴービを保険適用で処方してもらうには、保険医療機関を選ぶ必要があります。自費診療のみをおこなう美容クリニックでは、要件を満たしても保険適用されないため注意しましょう。GLP-1ダイエットをおこなう際は、GLP-1受容体作動薬を処方して終わりではなく、肥満に関連する病気もしっかり診療してくれる医療機関を選ぶことが大切です。

GLP-1で使用する注射器を用意するには?

GLP-1ダイエットの際に、自分で注射器を用意する必要はありません。注射器にはペン型注入器・オートインジェクター・シリンジがあり、GLP-1受容体作動薬の自己注射に使われるのは主にペン型注入器とオートインジェクターの2種類です。シリンジは病院で使用されているような一般的な注射器ですが、基本的にGLP-1受容体作動薬の自己注射には用いられません。

ペン型注入器およびオートインジェクターは、最初から薬剤が注射器に注入された状態で処方されます。ペン型注入器はペンの形をした容器に数回分の薬剤が注入されており、そこに毎回新しい針を取り付けて使用します。オートインジェクターもペン型注入器と似たような形をしていますが、針の取り付けが必要ない1回使い切りのタイプです。

いずれにせよ、医療機関では注射のときに使う消毒綿や替えの針など必要なものはすべてセットで処方されるため、別途何かを用意する必要はないと考えて良いでしょう。

GLP-1はダイエットに効果がある?使用する際の危険性は?

GLP-1受容体作動薬はダイエット外来でも使用されていますが、具体的にどのような効果があるか知らない人も多いのではないでしょうか。医薬品を安全に使用するためには、有効性や副作用などの危険性についてしっかり理解することが大切です。この項では、GLP-1受容体作動薬のダイエットに関する効果と、副作用などの危険性について解説していきます。

GLP-1はダイエットに効果がある?効果はいつまで続く?

GLP-1受容体作動薬は血糖値の急上昇を防ぐほか、食欲を抑制したり満腹感を持続させたりすることから、ダイエットに効果が認められています。内臓脂肪の燃焼を促す効果もあるため、生活習慣病の予防にも有効です。実際に海外ではいくつかのGLP-1受容体作動薬が肥満症治療薬として承認され、これまで多くの肥満症患者さんのダイエットに使用されてきました。

食欲抑制効果がいつまで続くかは薬剤によって異なり、注射を1日1回打つものは持続期間が約1日、1週間に1回打つものは持続期間が約1週間ということになります。経口薬のタイプも同様、1日1錠で効果の持続期間は約1日です。しかし、体内に入った薬は徐々に排泄されるため、ピークを過ぎると効果が逓減します。そのため、たとえば持続期間が約1週間なら注射後3~4日あたりから少し食欲が戻ってくる人もいるようです。

とはいえ、過度な食事制限をしているわけではなく自然に食欲が抑えられるため、食欲が戻った途端にストレスで暴食してしまうような危険性は低いでしょう。なお、GLP-1ダイエットは使用を開始してから効果が現れるまで2〜3週間かかります。

GLP-1を使用するときの危険性は?

GLP-1ダイエットの危険性としては、胃腸障害や低血糖などの副作用が挙げられます。胃腸障害は1~5%、低血糖は更に稀な割合ですが、低血糖は重篤になると意識障害を起こすこともあり非常に危険です。

とはいえ、GLP-1受容体作動薬は糖尿病治療薬として使用されており、海外で肥満治療薬として承認されているものもあることから、薬剤自体の安全性は高いといえます。正しく使用していれば低血糖の危険性も非常に低いといって良いでしょう。

ただし、GLP-1受容体作動薬は処方薬なので、医師の管理下で使用することが大前提です。使用できない体質や健康状態、併用に注意が必要な薬剤などもあります。個人判断での使用は体調を崩す危険性があるため、絶対にやめましょう。

GLP-1はオンラインでも購入することができる?

GLP-1受動態作動薬は、オンライン診療でも購入できます。これまで初診は対面による受診が原則となっていましたが、新型コロナウイルスを受けた時限的な制度改正を機に、初診を含めたオンライン診療が解禁となりました。

ただし、オンラインによる処方には次のようなトラブルの危険性もあります。

  • クリニックの公式サイトの広告や説明内容に問題がある
  • 薬剤の管理に問題がある
  • 副作用が出ても医師の対応がない
  • 解約・返金トラブル

オンラインで処方を受ける際は、治療により生ずるおそれのある不利益、急病急変時の対応方針など、医師から患者に対して十分な情報提供がおこなわれなければなりません。クリニックの広告などを鵜呑みにせず、医師としっかり対話をして納得したうえで購入しましょう。

まとめ:GLP-1は保険適用される?

いかがでしたでしょうか。GLP-1は保険適用されるか否かについて紹介してきました。この記事のまとめはこちらです。

現在使用されているGLP-1受容体作動薬は糖尿病治療を目的に医師による処方であれば保険適用される。ただし、肥満症に対する処方は保険適用外。注射薬のウゴービは発売後は一定の要件を満たせば肥満症に対し保険適用となる。

GLP-1は、食欲を抑制したり満腹感を持続させたりすることから、ダイエットに効果が認められている。ダイエットの危険性としては、胃腸障害や低血糖などの副作用が挙げられる。

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