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糖尿病で入院すると痩せる?体重減少が続くとどうなる?サインは?

糖尿病で入院すると痩せると聞いたことはありませんか。糖尿病によって入院した際に痩せるのか、また体重減少が続くとどうなるのかも気になりますよね。

この記事を見ることで、糖尿病で入院すると痩せるのか、体重減少が続くとどうなるのか、他にもその際のサインなどが分かります。

この記事の内容をまとめると

  • 入院期間にもよりますが、1日3回決まった時間に栄養管理が徹底された糖尿病食を食べることになるため、糖尿病による入院で痩せる可能性はあります。
  • 糖尿病でどんどん痩せるのは、膵臓から出るインスリンの働きが低下しているためです。
  • 糖尿病で痩せ始めると、ひどい場合で1ヵ月に5kg〜10kgというスピードで体重が減少し、そのまま放置していると糖尿病性ケトアシドーシスに至る可能性がある。
目次

糖尿病で入院すると痩せる?どれくらい痩せる?

糖尿病で入院すると栄養バランスの良い糖尿病食を規則正しく摂ることになるため、自然に痩せるのではと考える人もいるのではないでしょうか。肥満の解消は、血糖コントロールにも良い影響を与えることがわかっています。そこでこの項では、糖尿病で入院すると痩せるのか、またどれくらい痩せるのかについて解説していきます。

糖尿病で入院すると痩せる?

入院期間にもよりますが、糖尿病による入院で痩せる可能性はじゅうぶんあります。なぜなら1日3回決まった時間に栄養管理が徹底された糖尿病食を食べることになり、それ以外の食事は摂れないからです。体重減少という意味では、糖尿病食による減塩でむくみが改善され、短期間でも体重に変化が見られることがあります。

長期的な視点では、入院中の教育により糖尿病への理解が深まったり運動習慣が身に付いたりすることで、退院してから痩せ始めるケースもあるでしょう。言い方を変えれば、入院中に規則正しい生活をして痩せたとしても、退院後に暴飲暴食すればあっという間にリバウンドしてしまいます。

糖尿病は痩せると治るというわけではありませんが、肥満の糖尿病患者さんが痩せることは血糖値の改善に効果的です。リバウンドすればまた血糖値が高くなってしまうため、ストレスをうまく解消しながら食事療法を継続していきましょう。

糖尿病で入院するとどれくらい痩せる?

糖尿病による入院でどれくらい痩せるかは個人差があるため明言はできませんが、なかには1ヶ月程度の入院で5kg痩せたという人もいます。

もちろん1ヶ月で5kgの体重減少というのは、脂肪だけでなくむくみの解消によるものも大きいでしょう。しかしむくみを放置していると太りやすい体質になり、太りやすい体質だとむくみが悪化するため、その悪循環から脱することで痩せ始める可能性はあります。普段から暴飲暴食が多かったり運動不足だったりする人ほど、入院で痩せる可能性は高いでしょう。

また病状により入院期間中にあまり体が動かせないと、筋肉量の低下による体重減少が起こることもあります。絶対安静の場合、1週間の入院で約10%~15%もの筋肉が落ちるといわれており、減った筋肉を取り戻すには約3倍の時間が必要です。筋肉量が減ると血糖値が上がりやすくなるため、入院中に動けない場合は手足をマッサージするなど、なるべく筋肉を減らさない工夫をしましょう。

糖尿病でどんどん痩せるのはなぜ?体重減少が続くとどうなる?

2型糖尿病は過食や運動不足が発症要因となるため、糖尿病患者さんに肥満のイメージを持っている人も多いでしょう。しかし、糖尿病はある程度病状が進むとどんどん痩せるようになります。それはなぜなのでしょうか。この項では、糖尿病でどんどん痩せるのはなぜなのか、その理由について解説していきます。

糖尿病でどんどん痩せるのはなぜ?

糖尿病でどんどん痩せるのは、膵臓から出るインスリンの働きが低下しているためです。インスリンには、血液中のブドウ糖を細胞内に取り込めるよう働きかける役割があります。また、余った糖はグリコーゲン(貯蓄糖)や中性脂肪に合成され蓄えられますが、その合成を促すのもインスリンです。つまりインスリンは太るために必要なホルモンなのです。

しかし糖尿病でインスリンの分泌が少なくなったり、うまく作用しなかったりすると、食事から摂ったブドウ糖を体に吸収できません。そして糖が吸収されずエネルギーが足りなくなった体は、体内の脂肪や筋肉のタンパク質を分解してエネルギーを作り出すようになります。その結果、食べても食べてもどんどん痩せるようになるのです。

つまり糖尿病患者さんがどんどん痩せるようなケースは、極度のインスリン不足の可能性があり、非常に危険な状態といえるでしょう。

糖尿病で体重減少が続くとどうなる?

糖尿病で痩せ始めると、ひどい場合で1ヵ月に5kg〜10kgというスピードで体重が減少し、そのまま放置していると糖尿病性ケトアシドーシスに至る可能性があります。

糖尿病性ケトアシドーシスとは、脂肪が分解されることで血液中にケトン体という酸性の物質が増え、血液が酸性に傾いた状態です。また、このとき高度の脱水状態になっています。ケトアシドーシスになると口渇・多飲・多尿・倦怠感などの症状が急激に出始め、放置すると腹痛や呼吸困難、意識障害に発展します。昏睡状態に至ることもあり、すぐに入院して点滴やインスリン注射をしなければ危険な状態です。

糖尿病性ケトアシドーシスは命にかかわることもあるため、食べているのに痩せ始めた場合はすぐに外来を受診し治療を開始しましょう。

糖尿病の痩せ始めのサインは?どこから痩せる?

糖尿病の影響で痩せることの危険性がわかると、次に気になるのは痩せ始めのサインではないでしょうか。もし糖尿病が原因で痩せ始めてもすぐ気付けるよう、この項では糖尿病の痩せ始めのサインとは何か、またどこから痩せるかについて解説していきます。

糖尿病の痩せ始めのサインは?

糖尿病で痩せ始めるのは、血糖値でいうと空腹時で200mg/dL、食後では300mg/dLを超えるような状態です。そのため血糖値を見れば、痩せ始めるような段階かどうかがわかります。

ただ、血糖値が300ml/dLを超えるようになり最初に出てくる症状は、口渇・多飲・頻尿などです。痩せ始めるのはその後なので、口渇などの自覚症状は痩せ始めのサインともいえるでしょう。

補「やけに喉が渇くな」と思っても糖尿病と結びつかず、さらに悪化して痩せ始めるまで自分が糖尿病であることに気づかないことも少なくありません。自覚症状が出ていなくても合併症リスクはあるので、定期的に健康状態を確認して医師の指摘があったら放置しないことが大切です。

糖尿病になるとどこから痩せる?

糖尿病で痩せ始めるとき、どこから痩せるかなどの傾向がわかるデータはありません。しかし一般的に脂肪は肝臓脂肪・内臓脂肪・皮下脂肪の順番に落ちるといわれているため、内臓脂肪がたくさんついている人はお腹周りの変化に気づくことが多いでしょう。

そもそもエネルギーとして使われなかった糖分の行き先は、お腹周りの脂肪です。血糖をお腹周りの脂肪に移動させるのはインスリンなので、インスリンの働きが悪く糖尿病で痩せている人は、お腹周りの脂肪がつきにくくなっています。

なお、痩せている糖尿病患者さんは肥満の糖尿病患者さんとは違う治療が必要です。自己流で糖質制限などをおこなうと、免疫力や骨密度の低下などを招くため注意してください。

糖尿病でどれくらい痩せると入院しなければならない?

糖尿病でどれくらい痩せたら入院しなければならないと決まっているわけではありません。入院については血糖値や合併症の状態、生活習慣などから判断されます。

例えばケトアシドーシスに陥っている場合は、最悪命にかかわるため即入院が必要です。一方で血糖値が高く痩せ始めていても、ケトン体が高くなっていなければ外来で対処できることもあります。

ただ、体重減少が始まるレベルは糖尿病がかなり進行している状態です。即入院とまではいかなくても、教育入院や検査入院が必要になる可能性はじゅうぶんあるでしょう。

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まとめ:糖尿病で入院すると痩せる?

いかがでしたでしょうか。糖尿病で入院すると痩せるかについて紹介してきました。

糖尿病で入院をすると、1日3回決まった時間に栄養管理が徹底された糖尿病食を食べることになるため、糖尿病による入院で痩せる可能性はあります。

ですが、どんどん痩せる場合は、膵臓から出るインスリンの働きが低下しているためです。糖尿病で痩せ始めると、ひどい場合で1ヵ月に5kg〜10kgというスピードで体重が減少し、そのまま放置していると糖尿病性ケトアシドーシスに至る可能性があります。

糖尿病に対して不安がある場合、早めに診断を受けて対応することが大事です。もし、入院費や手術費に不安がある場合は、糖尿病保険への加入がおすすめです。下記で糖尿病保険を紹介しているので、興味があればクリックしてチェックしてみましょう。

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