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糖尿病で足や指を切断する場合の入院期間は?リハビリ期間は何日?

糖尿病で足や指を切断することになるとどれくらいの入院期間になるのか気になりませんか。また、その際のリハビリにかかる期間や入院した際にどれくらいの費用になるのかも気になりますよね。

この記事を見ることで、糖尿病で足や指を切断する場合の入院期間やリハビリ期間の平均、他にもその際にかかる費用がいくらになるのか分かります。

この記事の内容をまとめると

  • 糖尿病で足や指を切断する際の入院期間は、どのくらいと明言することはできません。入院期間は人それぞれですが、目安としては、下肢を切断したあと切断端の形状が安定するまでに術後6週間~10週間程度、例えばひざ下10cmで切断した場合、順調な経過をたどっても傷の治療だけで1ヶ月~2ヶ月は入院が必要。
  • 入院費用は入院期間や手術の内容によりますが、例えばひざ下で切断した場合、手術費用だけでも3割負担で約15万円。更に入院費やリハビリ代など、トータルすると100万円以上かかることもあるでしょう。
  • リハビリ期間が何日になるかは、どのくらいと明言することはできません。義足を装着する場合、リハビリ病棟やリハビリ専門病院に転棟・転院してからの入院期間は2ヶ月~5ヶ月ほどが目安です。
  • リハビリ病棟に入院する場合の入院費は、1ヶ月あたり30万円~40万円ほどが目安です。
目次

糖尿病で足や指を切断する場合の入院期間は?

糖尿病の合併症である血管障害や神経障害が進行すると、足の組織が壊死して足や指を切断しなければならなくなることがあります。できる限り避けたい事態ではありますが、万が一切断が必要になった場合、どのくらいの入院期間が必要になるのでしょうか。この項では、糖尿病で足や指を切断するときの入院期間の目安について解説していきます。

糖尿病で足や指を切断する場合の入院期間は?

糖尿病で足や指を切断する際の入院期間は、どの部分で切断するかや手術の予後、医療機関の方針にもよるため、どのくらいと明言することはできません。

目安としては、下肢を切断したあと切断端の形状が安定するまでに術後6週間~10週間程度かかります。入院期間は人それぞれですが、例えばひざ下10cmで切断した場合、順調な経過をたどっても傷の治療だけで1ヶ月~2ヶ月は入院が必要です。

ただ、足を切断しても切断部分に壊死が生じて再び切断が必要になり、入院期間が延びるケースも珍しくありません。年齢や断端の状態にもよるため、入院期間が月単位で長期化する可能性も想定しておきましょう。

糖尿病で足や指を切断する場合の入院費用は?

入院費用は入院期間や手術の内容によりますが、例えばひざ下で切断した場合、手術費用だけでも3割負担で約15万円かかります。更に入院費やリハビリ代など、トータルすると100万円以上かかることもあるでしょう。

ただ、保険適用分の費用については高額療養費制度が利用できるため、毎月の支払いは自己負担限度額までになります。自己負担限度額は年齢や所得により決まるため、自分の自己負担限度額を確認して、1ヶ月あたりの費用負担の目安を把握しておくと良いでしょう。一例を挙げると、年収約370万円~約770万円の人の1ヶ月あたりの自己負担限度額は8万円~9万円程度です。

加えて民間保険に加入していれば、基本的に入院給付金を受け取れます。手術給付については保険商品により保障範囲がまちまちで、例えば「アクサダイレクトの入りやすい医療」では指・足の切断ともに給付対象です。「糖尿病有病者向け医療保険エクセルエイド」や「いきいき少短の持病がある人の医療保険」についても、足の切断であれば手術給付金が受け取れます。

糖尿病で足や指を切断する場合のリハビリ期間は何日?

糖尿病で足や指を切断した後、社会復帰に向けてどのくらいリハビリを続ける必要があるのでしょうか。この項では、義肢装着した場合のリハビリ期間について解説していきます。

糖尿病で足や指を切断する場合のリハビリ期間は何日?

リハビリ期間が何日になるかは、切断部位やリハビリの進行度合いにより変わります。義足を装着する場合、リハビリ病棟やリハビリ専門病院に転棟・転院してからの入院期間は2ヶ月~5ヶ月ほどが目安です。

リハビリ病棟・リハビリ専門病院の入院期間は疾患毎に上限が定められており、義肢装着訓練を要する状態の上限は150日です。入院中のリハビリ時間は、1日あたり最大3時間となっています。

ただ、リハビリ病棟・リハビリ専門病院を退院すればリハビリが終了するわけではなく、退院後の生活そのものもリハビリとなります。また退院しても1年間は断端の形状が変化することがあり、外来で引き続きチェックや義足の調整を受けるのが一般的です。

糖尿病で足や指を切断する場合のリハビリにかかる費用は?

リハビリ病棟に入院する場合の入院費は、1ヶ月あたり30万円~40万円ほどが目安です。

ただ、回復期のリハビリ入院にかかる費用は保険適用となるため、高額療養費制度が利用できます。差額ベッド代・食事代・テレビカード代などは別途必要になりますが、費用負担は大幅に軽減できるでしょう。

また、医療機関へのリハビリ入院については民間保険の給付金が受け取れる可能性があります。ただし介護老人保健施設など、医療機関以外のリハビリ施設への入院については給付金の支払い対象外となるため注意が必要です。

糖尿病で壊死した足や指を切断しなかったら?

壊死した足・指を切断しなかったらどうなるかというと、白血球や抗体が行き届かなくなるため、感染が急速に広がりコントロールが難しくなります。放置しているといずれ全身状態が悪くなり(敗血症)、それから適切な治療をおこなっても死に至る可能性が出てくるでしょう。

痛くないからと指の壊疽を放置した結果、壊疽の範囲が広がり大切断が必要になってしまったというケースも珍しくありません。かかとが残せるかどうかや、大切断をおこなう場合でも膝下なのか膝上なのかで歩行の難易度も変わってきます。足病変が見られたら楽観視せず、速やかに治療を受けることが大切です。

すぐに対処すれば、一部が壊死していてもカテーテル治療やバイパス手術により切断まで至らず治療できることもあります。

糖尿病で足や指を切断する場合の余命は?

糖尿病で足を切断すると余命が短くなると言われることがありますが、それは本当なのでしょうか。また、なぜ余命が短くなると言われるのでしょうか。この項では、糖尿病で足や指を切断した場合の余命について解説していきます。

糖尿病で足や指を切断する場合の余命は?

糖尿病で足を切断すると、余命が短くなることがあります。なぜなら足を切断することで、寝たきりになる人が少なくないからです。1指を失っただけでも歩行や日常的な動作に影響を及ぼしますが、足の切断で寝たきりになると筋力が低下して感染にも弱くなり、結果的に余命に影響することがあります。

特に切断を受けた透析患者さんの生命予後は悪く、1年生存率は52%、更に5年生存率になると20%未満です。透析を受けていなくても5年生存率は約40%と言われており、足の切断は歩行機能を損なうだけではないことがわかります。

神経障害を合併していると痛みを感じにくく、気づかないうちに壊死が進むことも少なくありません。フットケア・フットチェックを欠かさず、異変に少しでも早く対処することが命を守るうえでも大切です。

糖尿病で足や指を切断しない場合の余命は?

糖尿病で足や指を切断しなかった場合の余命について、はっきりとしたデータはありません。

しかし足の組織が壊死しているのにそのまま放置してしまうと、敗血症に至る可能性が高くなります。敗血症の死亡率は非常に高く、敗血症患者で15%~25%、敗血症ショックでは30%~50%に達します。重症敗血症患者になると5年生存率は18%とも言われており、壊死を放置することが非常に危険な行為であることは間違いないでしょう。

ただ、足や指の切断は長期入院が必要になることが多く、治療費も高額になります。いざ足や指が壊死してしまったときすぐ治療が受けられるよう、民間保険などでしっかり備えておくことが大切です。糖尿病を理由に保険加入を断られた経験がある人も、引受基準緩和型保険であれば加入できることがあるので気になる人はチェックしてみましょう。

糖尿病による入院、手術が保険適用になる保険ランキング3選【徹底比較】

糖尿病有病者向け歯周病保障付医療保険「エクセルエイド」
あんしん少額短期保険株式会社

糖尿病でも入れる
入院保障
手術保障
死亡保障
  • 糖尿病の治療中でも加入できる医療保険
  • 糖尿病以外の入院・手術も保障される
  • 対象年齢は0歳3ヶ月〜満89歳まで
  • 治療中の糖尿病または糖尿病に起因する病気を保障

アクサのネット完結 はいりやすい医療
アクサ生命保険株式会社

糖尿病でも入れる
入院保障
手術保障
死亡保障
  • 3つの質問項目で入れる医療保険 ※ 特約によっては5つ
  • お手頃な保険料で加入できて一生涯保障
  • 加入後、削除期間なしで満額の保障を受けることが可能
  • 入院の有無に関わらず、手術をしっかりカバー

SBIいきいき少短の持病がある人の医療保険
SBIいきいき少額短期保険株式会社

糖尿病でも入れる
入院保障
手術保障
死亡保障
  • 糖尿病の治療中でも加入できる
  • 84歳まで申し込み可能
  • 持病や手術歴があってもお申し込み可能

まとめ:糖尿病で足や指を切断する場合の入院期間は?

いかがでしたでしょうか。糖尿病で足や指を切断する場合の入院期間やそこにかかる平均費用について紹介してきました。

糖尿病で足や指を切断する際の入院期間は、どのくらいと明言することはできません。入院期間は人それぞれですが、目安としては、下肢を切断したあと切断端の形状が安定するまでに術後6週間~10週間程度、例えばひざ下10cmで切断した場合、順調な経過をたどっても傷の治療だけで1ヶ月~2ヶ月は入院が必要です。

入院費用は入院期間や手術の内容によりますが、例えばひざ下で切断した場合、手術費用だけでも3割負担で約15万円。更に入院費やリハビリ代など、トータルすると100万円以上かかることもあるでしょう。

糖尿病に対して不安がある場合、早めに診断を受けて対応することが大事です。もし、入院費や手術費に不安がある場合は、糖尿病保険への加入がおすすめです。下記で糖尿病保険を紹介しているので、興味があればクリックしてチェックしてみましょう。

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